積んだ本を晒す

これはKMC Advent Calendar 2022 7日目の記事です。昨日(6日目)の記事はwassさんのzshでミスってCtrl-Cをして、空っぽになった入力を取り戻すでした。明日(8日目)の記事はcrashRTさんのAfter Effects おすすめチュートリアルです。

adventar.org

目次

はじめに

KMC1回生のitoooak、あるいはtrdrです。初めまして。こんにちは。最近はコンパイラを書いていたりプログラミング言語の勉強をしていたり京都をふらふら歩きまわったりしています。

この記事では、私の積読の中から面白そうな本・読みたい本を4冊紹介します。以下に挙げるのは私の積読のごく一部であり、精鋭たちです。色々な理由で積んでしまっているものの、良い本であると思っているものです。

これから紹介するそれぞれの本について、主に以下の内容を書いていきます。

  • 本の内容(の推測)
  • 何で買ったか
  • 何で積んだか

きちんと読んでいない人が書いているので、ためになる情報もネタバレもほぼありません。いくつかの本と雑なポップを見るようなイメージで読んでください。

積読の紹介

1. 世界の名建築解剖図鑑 新装版

複数の時代・地域の建築を実例として、建築の様式や建築物の一部分などに関する概念を紹介・解説している本のはず。写真や図面があり、それについて説明を入れていく形式で書かれている。図鑑のような種類の本は「読んだ」という判断が難しいが、読んでいないと断言できる程度には読んでいない。

建物を見るのが前から好きだったが、建築に関する知識があると色々な見方ができてさらに楽しそうだと思ったため購入した。本屋で手に取ったとき、煉瓦の置き方や積み方が書かれているページを見てやられてしまった。

買ったのが受験期であったこと、本のサイズが大きく持ち歩いて読むことは困難であることなどが積まれてしまった主な理由だと思う。この記事を書くまで積読の山に埋もれていたため、大学入学後も発掘されることがなかった。

www.xknowledge.co.jp

2. ユリイカ2020年12月号 特集=偽書の世界

偽書」を歴史や文学、神話などの観点から解説している本のはず。主題である偽書について、偽書とは何かということがはっきりと理解できていない程度には読んでいない。

明らかに誤った情報を(悪意の有無にかかわらず)含みながらもそれが誤りであることが明記されていない文書のことを偽書と呼ぶと私は理解している。架空〇〇というような創作、現実に寄せてあるフィクションが私は好み1であり、大学の生協になぜかこの本が並んでいたときに買ってしまった。

大学生が思ったより忙しかったため積んでしまった。大学生をなめていた。他の理由としては、今までこのようなジャンルの本を読んだ経験に乏しいために、読むのに時間がかかってしまったということが挙げられる。

www.seidosha.co.jp

3. 数学から創るジェネラティブアート

色々な数学のトピックに触れながら、Processing2で絵を描いていく本のはず。ここでの"絵を描く"とは、ペンで線を引いて色を塗っていくことではなく、プログラムでルールを定めて絵を生成(generate)することを指している。何度かパラパラと目を通す機会はあったが、サンプルプログラムをダウンロードするところで止まっている。

数学・プログラミングと自分の興味のある分野の掛け合わせであることに加え、本の見た目がよいため買った。本屋や図書館で是非見てほしいが、本の外側も内側も楽しい見た目をしている。

サンプルプログラムを実行するだけではつまらないので自分でコードを色々書いてみようと思ったが、序盤で疲れてしまった。まずは軽く全体に目を通す方がよかったかもしれない。

gihyo.jp

4. 計算理論の基礎 原著第2版

形式言語やらオートマトンやらを扱う、計算理論のやさしめな(威圧感のない)教科書のはず。文脈自由言語の章の頭くらいまで軽く目を通した記憶はあるが、最後まで到達していない&きちんとは読めていない。

白と黒のとびら』という本を読み、形式言語オートマトンの理論に興味を持ったため買った。

ちゃんと読むのには時間が必要だが、大学での勉強に加えて手を動かす時間を取るのはなかなか厳しく、積まれている。長期の休みで読めればよかったが、寝ていたら休みが明けていた。

www.kyoritsu-pub.co.jp

おわりに

書いているうちに「自分の積読を見ながらここ1年を振り返る」みたいな内容になってしまいましたが、興味の惹かれる本はあったでしょうか。本の内容が気になった方はリンクを張っているので目次をぜひ見てみてください。

そして、皆さんも積読をほんの一部でもよいので公開してみませんか?

勧め

  • 読んでいない本について堂々と語る方法』という本があるのですが、面白いです。読んでいなかったら上のリストに間違いなく入れていたのですが、私は読んでしまいました。積読として紹介すればこの記事の収まりがよかった気がする。もったいない3 。読んでも読まなくても面白いので皆さんも手にしてみてはいかが?

  • 皆さんも積読(の一部)を晒しましょう。私は積読を紹介することに以下のメリットがあると考えています。

    • 自分が積んだ本を確認することができ、これから読み始めていくきっかけになる
    • 実際に読んだ人が見つかって、おすすめの読み進め方などを教えてもらえるかもしれない
    • 自分の行った積読の紹介が、他の人が新しい分野を知るきっかけになるかもしれない
    • 積読を公開する記事を書くことで、のちに読んだ/読まなかったどちらの場合もネタにできる
    • ほかの人のおすすめの本を知ることができて私がうれしい

  1. 虚構新聞や空想地図(cf)など。最近だと、ChatGPTが生成する見た目はそれっぽいが中身がめちゃくちゃである文章が好き。
  2. グラフィック機能を売りにしたプログラミング言語
  3. あまりにももったいないので、記事を書く際に参考にしました。読んでいなかったらそもそもこのような記事を公開する気にならなかった可能性もあります。